双極性障害(双極症)とは

双極性障害(双極症)とは、かつて躁うつ病と呼ばれていた気分障害の1種で、鬱状態と普通あるいは躁状態との間を行き来する症状を伴う慢性疾患です。

双極性障害は脳の身体的な病気です

近年、双極性障害は心の病気ではなく、脳の病気ととらえられています。それは、患者さんの脳のMRIを撮影すると炎症を示す白い影が映ったり、死後脳を解剖するとミトコンドリアDNAと呼ばれる物質の蓄積が確認されるからです。うつ病の鬱と双極性障害の鬱では性質も治療も異なります。うつ病では精神療法などが行われますが、双極性障害では薬物治療がメインとして行われます。残念ながら現在この病気を完治できる方法はありません。周囲のみなさんは、この病気を完全に理解できなくてもいいので、患者さんを受け入れ、症状を受け止めてあげてください。躁状態の過活動や鬱状態を甘えととらえず、体調を崩している患者さんを見つけたら医療機関に相談しましょう。

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